公開4日で10億円、「叛逆の物語」超えのペースに

8月28日に日本公開を迎えた本作は、8月31日時点で興行収入10億円を突破した。開幕週の動員数・興行収入ともに全国1位を獲得しており、その勢いは2013年に公開された前作『叛逆の物語』の同時期の数字を上回るペースだという。『叛逆の物語』は最終的に20億円超を記録した作品であり、それを凌駕する出足は、ファンにとっても業界にとっても驚きをもって受け止められている。また、新たなCMも解禁され、本編の未公開映像が収録されていることから、これから劇場に足を運ぶ予定のファンの期待感をさらに高めている。

13年ぶりの新作が問いかける、まどかたちの「続き」

本作は、スタジオシャフトが制作し、総監督を新房昭之、監督を宮本幸裕が務める。シリーズの生みの親である「Magica Quartet」(新房昭之、蒼樹うめ、虚淵玄、プロデューサーの岩上敦宏)が結集した、まどかマギカ本編シリーズとしては実に13年ぶりの新作だ。

「魔法少女まどか☆マギカ」は2011年1月に放送開始した全12話のTVアニメで、可愛らしいビジュアルとは裏腹に、魔法少女たちの過酷な運命と希望・絶望が交錯するシリアスな物語が大きな反響を呼んだ。なお最終2話は東日本大震災の影響で放送延期となった経緯もある。その後、2012年に総集編映画2作、2013年に完全新作ストーリーを描いた『叛逆の物語』が公開され、本作はその正統続編にあたる。キービジュアルに添えられた「さあ、物語をつづけましょう」というコピーが示す通り、まどかと魔法少女たちの運命の「続き」がいよいよ描かれる。

13年分の期待を背負った一作

注目すべきは、この興行成績が単なる「懐かしさ」によるものではないという点だ。まどかマギカは放送から15年以上が経過した今もなお、魔法少女ジャンルを語る上で外せない作品として新旧のファンに支持され続けている。その熱量が公開初週の数字に直結していると考えると、本作に対するファンの期待の大きさが改めて浮き彫りになる。シャフトと新房監督が13年間どのような「答え」を用意してきたのか、まだ劇場に向かっていないファンにとっても、今が最も見逃せないタイミングといえるだろう。

今後の興行推移や海外展開の動向にも注目が集まる中、続報があり次第お伝えしていく。