3シーズン越しの「無言キャラ」がついに喋った
『魔入りました!入間くん』第4シリーズでは、「音楽祭編」と「デム・ドルゲームズ編」という二つの注目アークが展開される。今シーズンの大きなトピックのひとつが、これまで3シーズンにわたって背景に存在し続けた不適合組のクラスメイト、パーソン・ソイがついて声を持ったことだ。
そのパーソン・ソイに命を吹き込んだのが、『モブサイコ100』の影山茂夫(モブ)役で広く知られる伊藤節生。そして第1シリーズから一貫してシリーズを牽引してきたチーフ監督・森脇真琴。この二人がAnime NYC 2026の場で、音楽祭編の舞台裏や役作りへの思いを語ってくれた。
「読み終わったとき、頭が真っ白になった」──オーディションの舞台裏
オーディションについて伊藤は、こう振り返る。「課題として渡されたのが、パーソンの非常に長くて非常に速いセリフでした。やり終えたとき息が続かなくて、頭が真っ白になって、『え、本当にこんなことを毎回やるの?』って思いました」。
パーソン・ソイは「無口なキャラ」として設定されてきたが、実際に声を与えられると、高速マシンガントークというギャップのある個性が明らかになる。伊藤はなぜ自分が選ばれたのか完全には把握していないと話しつつも、そのオーディションでの「必死さ」が評価につながったのではと語っていた。
原作ファンが注目すべき、第4シリーズの見どころ
「音楽祭編」は、悪魔としてランクアップするために音楽祭への参加が義務付けられるという展開で、不適合組のメンバーたちが新たな形で個性を発揮する場となる。これまで画面の隅にいたパーソン・ソイというキャラクターが突如として前面に出てくる構成は、原作を読んできたファンにとっては長年の「伏線回収」とも言える瞬間だ。
第1シリーズから手がけてきた森脇監督が引き続きチーフディレクターを務めている点も、シリーズの安定感を担保している。積み上げてきたキャラクターへの理解と愛着は、新アークの演出にも確実に活きているはずだ。
『魔入りました!入間くん』は、両親に悪魔へ売り渡されてしまった人間の少年・鈴木入間が、悪魔の祖父サリバンに引き取られ、魔界の学校「バビルス」で正体を隠しながら成長していくファンタジー学園コメディ。西修による原作マンガはアキタ書店で連載中で、アニメはBandai Namco Picturesが制作を担当している。
伊藤節生と森脇監督の対談の全容は、今後さらに詳細が公開される予定とのこと。新アークがどのような形でアニメーションとして結実するのか、続報に注目したい。