2022年にスタートした続編シリーズが、いよいよ終幕を迎える。古宮九時が手がける「Unnamed Memory -after the end-」は、2025年12月発売巻をもってシリーズ完結となる予定だ。3年以上にわたって読者を魅了してきた物語が、ついにその結末を迎えることになる。

「Unnamed Memory」シリーズとは

本作の原点となる「Unnamed Memory」は、古宮九時が電撃の新文芸レーベルから刊行したファンタジーライトノベル。「魔女の塔」に住む最強の魔女・ティナーシャと、呪いを解くために塔を訪れた王太子オスカーの出会いから始まる、壮大な愛と運命の物語だ。緻密に構築された世界観と、切なさと強さを併せ持つキャラクター描写が多くのファンを獲得し、シリーズ累計で高い人気を誇る。

続編にあたる「-after the end-」は、本編の後日談として2022年に連載をスタート。さらに外伝作品「Extra Fal-reisia」も展開されるなど、シリーズとして幅広く世界観が広がってきた。本編を読み終えたファンにとっては、あの二人のその後を追える貴重なシリーズとして長く愛されてきた。

完結に向けて高まる期待と惜しむ声

3年以上続いてきた続編シリーズの完結は、ファンにとって複雑な思いをもたらすニュースでもある。「Unnamed Memory」という作品は、本編からの流れを含めると長期にわたって読者と歩んできた。その分、「-after the end-」の結末がどのような形で描かれるのか、原作ファンの関心は非常に高い。

古宮九時は、伏線の回収や感情の積み重ねを丁寧に描く作家として知られており、最終巻に向けてどのような着地点を用意しているのかは見逃せないポイントだ。本編から続く長い物語の締めくくりとして、どれだけ読者の期待に応えられるか、完結巻の内容に注目が集まる。

また、2024年にはアニメ化も果たした本シリーズだけに、アニメから入った新規ファンが原作小説へと手を伸ばすきっかけにもなりそうだ。完結というタイミングは、シリーズ全体を通して読み返す絶好の機会でもある。

12月の完結に向け、今後発表される最終巻の詳細情報や著者からのコメントにも注目しておきたい。