第10話のラストで青年・鬼夜叉が姿を現す
TVアニメ「ワールド イズ ダンシング」第10話のラストシーンに、成長した鬼夜叉が突如登場し、視聴者に大きな衝撃を与えた。その青年期の鬼夜叉を担当するキャストとして発表されたのが、島﨑信長だ。
今回解禁されたビジュアルでは、少年期の鬼夜叉とは異なる、凛とした青年の姿が描かれている。幼いころから芸の意味を問い続けてきた鬼夜叉が、どのような表情で再び舞台に立つのか——そのビジュアルだけでも、物語の深まりを予感させる。
世阿弥の若き日を描く、骨太な歴史ドラマ
「ワールド イズ ダンシング」は、三原和人によるマンガを原作とした全13話のTVアニメ作品。舞台は14世紀の日本で、旅回りの劇団に所属する12歳の少年・鬼夜叉が主人公だ。
「なぜ右足ではなく左足を踏むのか」「人はなぜ踊るのか」——鬼夜叉は、他の子どもが疑いもしないような問いを抱え、演じることの意味を見出せずにいる。しかしある荒れ果てた小屋での偶然の出会いが、彼の運命を大きく動かしていく。
この鬼夜叉のモデルとなっているのは、現代能の礎を築いた世阿弥元清だ。日本の芸術史に残る人物の青春期を、フィクションとして丁寧に描き出している点が本作最大の特徴でもある。
島﨑信長の起用が示す、物語の本格的な転換点
島﨑信長といえば、繊細な心理描写を得意とし、複雑な内面を持つキャラクターを演じさせたら右に出る者がいないと評される実力派声優だ。少年期の鬼夜叉が抱えていた「問い」が、青年となってどのような形で昇華されるのか——その変化を表現するうえで、これ以上ない適任と言えるだろう。
全13話という構成のなかで第10話に青年期が登場するということは、物語がいよいよ佳境に差し掛かっていることを意味する。少年期の葛藤と成長を見届けてきた視聴者にとって、島﨑信長の声で語られる青年・鬼夜叉がどんな言葉を紡ぐのかは、最大の見どころになるはずだ。
残り3話でどのような結末が描かれるのか、今後の情報にも引き続き注目していきたい。