「√2199」誕生——庵野秀明×出渕裕が共同監督

2024年に存在が明かされていた宇宙戦艦ヤマトの新作映画が、ついに正式タイトル「宇宙戦艦ヤマト√2199」として発表された。ティザービジュアルも公開され、制作体制の詳細も明らかに。制作はProduction I.Gとカラーの共同制作という、ファンにとっては驚きを禁じ得ない布陣だ。

監督は庵野秀明(『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』)と出渕裕(『機動警察パトレイバー』メカデザイン、『ラーゼフォン』監督)の共同監督体制。庵野はさらにプランナーおよびエグゼクティブプロデューサーとしても名を連ねており、本作への深い関与が見て取れる。

「リメイクとは異なる道」——原作ヤマトの新たな解釈へ

宇宙戦艦ヤマトは1974〜75年に放送されたSFアニメの金字塔。西暦2199年、戦禍に瀕した地球を救うため、宇宙戦艦ヤマトが遥か彼方の星イスカンダルへと旅立つ——という壮大な物語は、日本のアニメ史において欠かすことのできない作品だ。その後も続編シリーズや劇場版が制作され続け、2012年からは『宇宙戦艦ヤマト2199』を皮切りとするリメイクシリーズが展開。現在も多部作劇場版「ヤマトよ永遠に REBEL 3199」が上映中で、2026年10月30日には第七章(最終章)が公開予定となっている。

今回の「√2199」は、そのリメイクシリーズとは「異なる道を歩む」作品として位置づけられている。カラーがVoyager Holdingsよりヤマトの新作アニメ制作権を取得し、東宝神社からもライセンス許諾を受けたことで実現した、いわばまったく新たなヤマト像を模索するプロジェクトだ。

タイトルの「√(ルート)」という記号が何を意味するのか——リメイクの「2199」を踏まえながらも、その"平方根"を取るような原点回帰なのか、あるいはまったく別の次元への扉を開くのか。庵野秀明が『シン・エヴァンゲリオン劇場版』完結後に手がける本格的なアニメ新作として、ヤマトファンのみならず幅広いアニメファンの視線が集まるのは間違いない。ティザービジュアルの詳細や予告映像など、続報が待ち遠しい。