2015年に連載をスタートした本作がついに最終章を迎える。作者の重野なおきは『信長の忍び』(英題:Ninja Girl & Samurai Master)で広く知られる歴史ギャグマンガの第一人者であり、そのユーモアあふれる筆致で戦国武将たちを描き続けてきた。『真田魂』もその系譜に連なる作品として、ファンから長く親しまれてきた。
真田家を笑いで描く、重野なおきの戦国ワールド
『真田魂』は、戦国時代に活躍した真田一族を題材にしたギャグマンガ。真田幸村をはじめとする真田家の面々が、史実をベースにしながらも独自のコミカルな解釈で描かれており、歴史好きはもちろん、ライトな読者でも楽しめる作風が特徴だ。重野作品ならではのテンポのよいボケとツッコミ、そして細かい歴史ネタが随所に散りばめられており、読み進めるほどに戦国時代への親しみが増していく。
連載開始から約10年という歳月をかけて積み上げてきた物語が、第6巻でひとつの結末を迎えることになる。巻数こそ多くはないが、密度の高い笑いと歴史考証が共存するのが重野作品の真骨頂。完結巻では、真田家の物語がどのような幕引きを迎えるのか、原作ファンの注目が集まっている。
『信長の忍び』と並走してきた10年間
重野なおきといえば、現在も連載中の『信長の忍び』が代表作として挙げられることが多い。アニメ化も果たした同作と並行しながら『真田魂』を描き続けてきたことを考えると、その創作エネルギーには改めて驚かされる。二大戦国ギャグマンガを同時進行で手がけてきたという事実だけでも、重野なおきがいかにこのジャンルに精力的に取り組んできたかが伝わってくるだろう。
『真田魂』の完結は一抹の寂しさを覚えるニュースではあるが、重野なおきの次なる一手にも期待せずにはいられない。第6巻の発売情報など、続報が入り次第あらためてお伝えしたい。