英語圏でオカルト好き少女とビビりな高校生のドタバタ冒険を描くホラーコメディ漫画「クルノはオカルトが好き!」の英語版ライセンスをTitan Mangaが取得。2027年7月20日に第1巻を発売することが明らかになった。
原作はComicBoostで連載中のホラーコメディ
本作は草田(Kusada)が原作・作画を手がける漫画で、2024年2月よりGentosha(幻冬舎)のウェブコミックサービス「Comic Boost」にて連載を開始。2026年6月時点で単行本は3巻まで刊行されている。比較的新しい作品ながら、英語圏の出版社がライセンスを取得するスピードは近年の日本マンガへの需要の高さを改めて感じさせる。
きさらぎ駅にチュパカブラ——オカルト全部盛りのあらすじ
Titan Mangaが公開した第1巻の紹介文によると、高校生の勇樹(ユウキ)はある日、謎めいた少女・クルノからSNSでコンタクトを受ける。そこから始まるのは、きさらぎ駅やチュパカブラの目撃情報、呪われた家、心霊スポット、地域に伝わる怪異など、次々と繰り広げられるオカルト探検の数々。クルノは何があっても現場に乗り込もうとするが、じつは彼女の正体は根っからの怖がり屋。ユウキを半ば強引に巻き込みながら、二人の珍道中はだんだんと距離を縮めていく——という、ホラーとラブコメを絶妙に掛け合わせた内容だ。
なぜ今、この作品が注目されるのか
「オカルト好きだけど実は怖がり」という主人公の設定は、一見ありがちに見えて、実際には読者を引き込む強力なフックになっている。恐怖体験を通じて関係性が深まるという構造は、ホラーとラブコメの両方のファンを取り込める間口の広さがある。また、きさらぎ駅をはじめとする日本のインターネット発祥の都市伝説を題材に使っている点は、海外のホラーファンにとっても新鮮に映るはずで、英語圏での展開に向いている素材と言える。
Titan Mangaはイギリスを拠点に日本マンガの英語版を手がけてきた出版社で、英国・欧州ではForbidden Planetを通じた流通にも強みを持つ。第1巻はAmazonやBarnes & Noble、Books A Millionなどですでに予約受付が始まっており、2027年7月の発売に向けてさらなる詳細情報が公開されることに期待したい。