3年以上の沈黙を経て、ついに全貌が明らかに
2023年9月3日からテレビ東京で4週連続放送が予定されていたこの企画は、放送直前にクオリティ向上を理由として延期が発表された。その後、3年以上にわたって具体的な続報がなく、ファンの間では「いったいどうなったのか」という声が絶えなかった。
今回ニューヨーク・コミコン2026の「NARUTO: What's Next?」ステージにて、待望の世界初公開が実現。公式サイトが事前に「完全新作アニメに関する世界初の発表がある」と予告していたこともあり、会場の期待は相当なものだったはずだ。
発表された内容によれば、本作はうずまきナルトが少年時代に任務中に『NINKU』の世界へ迷い込むというオリジナルストーリーを描く。
『NINKU -忍空-』とは——『NARUTO』との意外なつながり
国内のアニメファンにとっても、『NINKU』は少し懐かしい名前かもしれない。桐山光侍による原作マンガは1993年に集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載を開始。忍術と空手を融合させた武術「忍空」を使う元忍空部隊員の少年・風助が、大戦後の荒廃した世界を旅しながら行方不明の母を探す物語だ。
スタジオぴえろによってアニメ化され、1995年1月から1996年2月までフジテレビにて全55話が放送された。監督は阿部記之、シリーズ構成は橋本裕志、キャラクターデザインは西尾鉄也と北山真理が担当している。
西尾鉄也といえば、後に『NARUTO』のキャラクターデザインも手がけた人物だ。つまり両作品のキャラクターデザイナーが同一人物であり、この「コラボ」には単なる企画上の組み合わせ以上の必然性がある。ぴえろが両作品を手がけているスタジオであることも含め、制作サイドにとっても感慨深いプロジェクトになっているのではないだろうか。
原作ファンが注目すべきポイント
3年という異例の延期期間は、ファンにとって不安材料でもあったが、「クオリティ向上のため」という理由を額面通りに受け取るなら、それだけ丁寧に作り込まれた作品が届く可能性も高い。全4話という短い尺のなかで、少年期のナルトがどのように『NINKU』の世界と交差するのか——オリジナルストーリーということもあり、原作ファン・アニメファンともに先入観なく楽しめる構成になりそうだ。
放送時期や配信情報など、今後の詳細な続報が待たれる。