高校入試に臨む花楓の姿が胸に刺さる

公開されたビジュアルは、教室で高校の入学試験を受ける花楓の姿を描いたもの。彼女がこれまで歩んできた道のりを知るファンにとっては、それだけで胸に込み上げるものがある一枚だろう。

本作は2026年10月16日に日本公開予定。シリーズの締めくくりにふさわしく、原作ライトノベルの第15巻かつ最終巻と同タイトルを冠している。原作の内容によれば、霧島トウコと美織をめぐる真実が明かされ、咲太は自身の周囲すべてに関わる決断を迫られるという。「思春期症候群との最後の戦い」と銘打たれた結末がどのような形で描かれるのか、期待と緊張が入り混じる。

シリーズ7年の歩みがここで完結

「青春ブタ野郎」シリーズのアニメ化は2018年のTVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」に始まり、2019年の劇場版、2023年の2本の劇場版、そして2025年夏放送の「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」と続いてきた。原作は「さくら荘のペットな彼女」コンビである鴨志田一(著)と溝口ケージ(イラスト)によるKADOKAWA・電撃文庫レーベルのライトノベルで、思春期に発症する不思議な現象「思春期症候群」に悩む少女たちと咲太が出会い、その謎を解き明かしていく青春群像劇だ。制作はCloverWorksとAniplexが担当する。

花楓というキャラクターは、TVシリーズから一貫してシリーズの感情的な核の一つであり続けてきた。今回のビジュアルで彼女にスポットが当たったことは、本作が単なる「最終章」にとどまらず、シリーズ全体を振り返るような作品になることを予感させる。7年にわたって積み重ねてきたキャラクターたちの物語がどのように着地するのか、続報に注目したい。