本PV・追加キャストで明らかになった全容

本作の主人公・レイン・ガーランドを演じるのは山下大輝。S級冒険者のリリー・フランバートをLynn、マーガレット・エルスを青山吉能、ミラベルを富田美憂、エルシー・ソラを花守ゆみり改め韓めぐみ、ニナを小原好美、ハンブンを岡本信彦、コーネリアスを古川慎、暗殺者の母を柴田理恵が担当する。

今回新たに発表された追加キャストは3名。マーガレットの愛犬ドングリを山崎たくみ、レインを追放する王獣の牙ギルドマスター・バリオスを楠大典、ギルドの副マスター・グレンダを豊口めぐみが演じる。重厚感のある声優陣の布陣で、ギルド側の人間関係にも一定の厚みが期待できそうだ。

スタッフ陣は、監督を本間修(P.A.WORKS)が務め、シリーズ構成は米内山陽子が担当。キャラクターデザイン・共同チーフアニメーションディレクターには清沢忠彦合田真美が名を連ね、合田はギャグ・サブキャラクターデザインも兼任する。主題歌はバンドsumikaが担当することも明らかになっており、楽曲への期待も高まる。

追放系ファンタジーの新定番になれるか

原作は六島によるライトノベルだが、今回アニメが映像化するのはギョムヨモチによるコミカライズ版。原作小説とはストーリーや設定が大きく異なるという点は、原作ファンにとって気になるところだろう。ただ、アニメ化にあたってあえてコミカライズ版を選んだ背景には、映像向けにテンポや演出が整理されているという判断があるのかもしれない。

制作を担うP.A.WORKSといえば、「花咲くいろは」「Charlotte」「白い砂のアクアトープ」など、丁寧な世界観描写と感情表現に定評のあるスタジオだ。「追放系」と呼ばれるジャンルは近年アニメ化が相次いでいるが、P.A.WORKSのクオリティで描かれる本作がどこまで独自色を打ち出せるかが、評価の分かれ目になるだろう。主人公が「付与した強化を全て回収してから旅立つ」という設定は、ざまぁ展開としての爽快感と、その後の冒険への期待感を両立させており、原作既読者からも好意的に受け取られている部分だ。

本PVでは世界観のビジュアルと戦闘シーンの一端が確認でき、放送への期待をさらに高める内容となっている。10月6日の放送開始に向け、今後も続報が届くことに注目したい。