---
影森アスマとは何者か——落ち着いた物腰と胡散臭い笑み
影森アスマは影森家の次男。落ち着いた物腰を持ちながらも、どこか怪しげで胡散臭い笑みが印象的なキャラクターだ。原作ファンにとっては待望の登場となったことだろう。
石田彰本人は「令和の時代を駆ける作品の登場人物として生きられる様務めますので、皆さんぜひ『黄泉のツガイ』のアニメ化にご期待ください」とコメントを寄せている。謙虚でありながら、作品への強い意欲が感じられる言葉だ。
荒川弘×bones、和風ファンタジーの本格始動
「黄泉のツガイ」は、荒川弘による原作マンガを「鋼の錬金術師」「僕のヒーローアカデミア」などで知られるアニメスタジオbonesがアニメ化した作品。全24話が予定されており、人里離れた山村を舞台に、双子の兄妹が世界の秘密に迫る和風ファンタジーとなっている。
主人公のユルは、二体の石像に守られた閉鎖的な村で自給自足の生活を送る青年。唯一の家族である双子の妹アサは、村のために「務め」を果たすべく檻の中に囚われている。なぜ妹が閉じ込められているのか——その謎を追ううちに、村に隠された異質な真実が浮かび上がってくる。
荒川弘作品特有の、重厚な世界観の裏に潜むユーモアと緊張感のバランスは本作でも健在で、アクション・アドベンチャーからコメディ的な要素まで幅広い魅力を持つ。
石田彰の起用が意味するもの
注目したいのは、石田彰というキャスティングの妙だ。石田彰といえば、碇シンジ(「新世紀エヴァンゲリオン」)やゼロ(「コードギアス」)など、複雑な内面を持つキャラクターを得意とする声優。その独特の静けさと底知れない雰囲気は、表向きは穏やかでありながら何かを隠しているような影森アスマのキャラクター性と非常に高い親和性を持つ。
「胡散臭い笑み」という描写だけで、石田彰の声がすでに頭の中で再生されてしまうファンも多いのではないだろうか。第5話以降、影森アスマがどのように物語に絡んでいくのか、その存在感に改めて注目が集まりそうだ。
現在放送中の「黄泉のツガイ」は全24話の大作。物語はまだ序盤であり、今後さらなるキャスト情報や展開の発表も期待される。