こどもの日に届いた"幼少期"ビジュアル

2026年5月5日、TVアニメ「ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」の新ビジュアルが公開された。こどもの日を記念して制作されたもので、本作のメインキャラクター4人が幼い子どもの姿で描かれている。普段とは異なる無邪気な表情が見られる特別なビジュアルだけに、原作ファンからの反響も大きそうだ。

なお、本作は当初2026年4月の放送開始が予定されていたが、今年2月に7月へ延期されることが発表されている。ファンにとっては待ち遠しい状況が続いているが、こうした記念ビジュアルが定期的に届くのは、制作側の丁寧な姿勢が伝わってくる。

スタッフ・キャスト陣の豪華な顔ぶれ

制作スタッフは、監督に山崎みつえ(「全修。」「魔王城でおやすみ」)、シリーズ構成に中村能子(「RPG不動産」)、キャラクターデザインに菊池愛(「好きな子がめがねを忘れた」)を迎え、アニメーション制作はDoga Koboが担当する。

キャスト陣も実力派が揃っており、主人公・紅麗鈴役に岩見万穂、朱桂月役に川井田夏海、瑛暁明役に古川慎、心羽役に梅原裕一郎、リーリー役に菱川花、紅凍雪役にニクレイ・ファラーナズと、キャリアも個性も異なる声優たちがキャラクターに命を吹き込む。

原作について

本作の原作は、中村颯希による同名ライトノベルシリーズ(イラスト:結夕花)。2020年12月に一迅社から刊行が始まり、2026年3月時点で12巻まで発売されている。もともとは2020年7月に「小説家になろう」で連載を開始したWeb小説で、同年12月には大槻閑人によるコミカライズも展開されるなど、着実に読者層を広げてきた作品だ。

物語の舞台は架空の王朝・瑛国。「宮廷の蝶」と称される美しき皇妃候補・紅麗鈴が、嫉妬に燃える「宮廷の鼠」朱桂月に体を乗っ取られるところから物語が動き出す。陰謀者として牢獄で目覚めた麗鈴だが、丈夫な新しい体を武器に、逆境をものともせず運命を切り開いていく——というファンタジー恋愛譚だ。

「悪女」と呼ばれながらも芯の強い主人公の姿と、入れ替わりという設定が生み出す複雑な人間関係は、なろう系作品の中でも一線を画す読み応えがある。監督の山崎みつえは「魔王城でおやすみ」でも独特の世界観をアニメに落とし込んだ実績があり、本作の雰囲気をどう映像化するかは注目ポイントのひとつだ。Doga Koboとのタッグが、この宮廷劇にどんな色彩を与えるのか——7月の放送開始に向け、続報を待ちたい。