事件の真相を追う、異色のバディが動き出す
物語の主人公・霧島は、SAT(特殊急襲部隊)の隊員が銃殺されるという衝撃的な事件の生き残り。事件後は現場を離れ、静かな日々を送っていたが、ある日その事件を担当するSIT5係への復帰が決まる。
犯人とされているのは、霧島がかつて信頼を置いていた先輩隊員。しかし霧島はその無実を信じて疑わない。真相を明らかにするため、霧島は新たなバディと手を組むことになる——そのバディが「元犯罪者」という、いかにもキナ臭い人物であるところが、この作品の肝だ。
近未来×特殊部隊×異常事件という組み合わせの魅力
「アンダーエッジ」が面白そうに映る理由のひとつは、設定の重ね方のうまさにある。近未来という舞台、特殊部隊という組織、そして「異常事件」という言葉が示す通り、単なる刑事ドラマには収まらないスケールの予感がある。元特殊部隊員と元犯罪者という、本来なら相容れないはずの二人がバディを組むという構図は、バディものの王道でありながら、その緊張感と化学反応に期待が膨らむ。
good!アフタヌーンはこれまでも「波よ聞いてくれ」「ヴィンランド・サガ」など、一筋縄ではいかない個性派作品を輩出してきた雑誌だ。バイオレンスアクションという方向性も、この雑誌のカラーとよく合っている。作者の平尾じゅうろくがどのような世界観を構築していくのか、第1話から目が離せない。
連載は始まったばかり。今後の展開や設定の深掘りに合わせて、続報も随時お届けしていきたい。