「ひめごとかくしごと」、本日ヤンマガ誌上でベールを脱ぐ
本作は、2025年5月11日発売のヤングマガジン24号(講談社)より連載をスタートした、つくものいによる新作マンガだ。タイトルの「ひめごとかくしごと」は、「秘め事」と「隠し事」を掛け合わせたもので、作品のテーマがそのままタイトルに凝縮されている。
ジャンルはピュアラブコメ。「隠し子」という出生の秘密と、「異母兄妹」という血のつながりが物語の核心に据えられており、ただ甘いだけでは終わらない複雑な関係性が展開されることが予想される。詳細なあらすじや登場人物については第1話の掲載をもって明らかになっていくかたちだが、そのタイトルセンスと設定だけでも、読者の想像力を大いにかき立てる。
なぜ今、この設定が刺さるのか
「異母兄妹」という関係性は、ラブコメにおいて長く使われてきた設定ではある。しかし「隠し子」という要素を組み合わせることで、単なる禁断の恋愛ものにとどまらない奥行きが生まれる。親の秘密、家族の形、そしてその狭間で芽生える感情——ピュアラブコメという看板を掲げながら、かなりドラマチックな土台が敷かれていると言っていいだろう。
ヤングマガジンといえば、これまでも「カノジョも彼女」「推しの子」など、設定の妙で読者を引き込む作品を多数輩出してきた雑誌だ。本作がそのラインナップに加わることで、どのような化学反応が起きるか、連載序盤から目が離せない。
作者のつくものいについては、今後の連載を通じてその作風が広く知られていくことになるだろう。設定の複雑さをどこまでポップに、かつ誠実に描けるか——第1話の出来が今後の評価を大きく左右する重要な一歩となる。連載の行方を引き続き追っていきたい。