本日5月13日に発売された別冊マーガレット6月号(集英社)にて、湯木のじんによる新連載「真っ白な青」の第1話が掲載された。
居候から始まる、ちょっと不器用なラブストーリー
物語の主人公は、中学時代に美術部に所属していた女子高生・真白。ある日、同じ高校の美術科に通う男子・夏野が、家庭の事情から真白の家に居候することになる。いきなり中学時代のスケッチブックを覗かれるわ、「家が燃えてる 人が死んでる以外で 俺に話しかけないでね」という強烈な第一声を浴びせられるわで、真白が「図々しくてデリカシーがない」と判断するのも無理はない。当然ながら彼女は夏野を追い出そうとするが……というところから物語は動き出す。
絵という共通項を持ちながら、まるで噛み合わない二人の関係性がどう変化していくのかが、この作品最大の見どころといえるだろう。夏野の一見突き放したような言動の裏に何があるのか、第1話の時点からすでに気になる余韻を残している。
別マらしい「絵×青春」の組み合わせ
湯木のじんは、繊細な心理描写と読者の感情を丁寧に揺さぶるストーリーテリングで知られる作家だ。「真っ白な青」というタイトルも、絵や色彩を想起させながらどこか矛盾をはらんだ響きがあり、二人の関係性の複雑さを暗示しているようで興味深い。美術という題材は、言葉にできない感情を「描く」ことで表現できるジャンルとの相性が抜群で、少女マンガとの親和性も高い。
なお今号には、藤原ゆん「そんな、14歳。」と双海芽生「神に恋など早すぎる」の描き下ろしイラストを使用した「夏きゅんデートシール」を応募者全員にプレゼントするキャンペーンも実施中。応募方法の詳細は誌面で確認してほしい。また、6月12日発売の別冊マーガレット7月号では、潮波和による新連載「放課後BL委員会」も開幕予定とあって、別マの夏はにぎやかになりそうだ。
「真っ白な青」の今後の展開と、湯木のじんが描き出す二人の距離の縮まり方に、引き続き注目していきたい。