第2弾PVに映り込んだ"新キャラ"の存在感
公開されたトレーラーは、これまでのエピソードの場面をまとめたダイジェスト的な内容が中心となっている。ただし、注目すべきはその末尾だ。まだ本編に登場していないキャラクターが突如現れ、主人公・神稲ぼたんに対して「寮長の戸波伊吹のことが好きなの?」と直球で問いかける場面が収録されている。
第1話から積み重ねてきたぼたんと伊吹の距離感の変化を考えると、この一言はファンにとってかなり刺さる問いかけだろう。新キャラクターの素性や、この場面が物語にどう絡んでくるのか、第6話以降の展開が気になるところだ。
作品概要——お酒が引き出す、素直になれない乙女心
「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」は、塀によるマンガを原作としたアニメ作品。2026年4月10日深夜より放送が始まっている。
物語の中心にいるのは、大学生の神稲ぼたん。寮に配属された歓迎会で寮長の戸波伊吹にハイボールを勧められ、泥酔してしまったことが物語の起点となる。ぼたんには酔うと大胆になり、普段は言えないような甘い言葉をさらりと口にしてしまうという特性があり、そのたびに周囲の心拍数が上がる——というのが本作の大きな魅力だ。ガールズコメディの枠組みの中に、ゆるやかな百合の空気が漂う作風となっている。
スタッフ陣の顔ぶれと、各話の個性という試み
制作スタッフを見ると、監督に「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」の佐久間貴史、助監督に「アンデッドアンラック」で絵コンテ・演出を手がけた戸澤駿太朗、キャラクターデザインに「ホワイトアルバム」や「メイドインアビス」で知られる吉成鋼が名を連ねる。アニメーション制作はSoigneが担当している。
特筆したいのは、本作が各話ごとに絵コンテ・演出・作画監督の個性が色濃く反映される構成を意識的に採用している点だ。話数によって画面の雰囲気や演出のテンポが変わるという試みは、マニアックなアニメファンにとっても見応えのある要素になっている。
百合×お酒という組み合わせが生む独特の空気感と、スタッフそれぞれの個性が重なり合う本作。新キャラクターの登場によってぼたんと伊吹の関係がどう動いていくのか、今後の情報と放送回に引き続き注目していきたい。