「はにーとらっぱー!」とはどんな作品か
タイトルの「はにーとらっぱー」は、「バニー(ハニー)」と「ラッパー」を掛け合わせた造語と思われ、作品の世界観をそのまま体現したようなネーミングだ。連載が始まったまんがタイムきららMAXは、芳文社が刊行する月刊誌で、「きらら」系列の中でも個性的な作品を多く輩出してきた雑誌として知られる。
作者のまりたには、今作が注目の新連載となる。「社畜」というワードが示すとおり、主人公は過酷な日常を送る会社員。そこからバニーガールスタイルでラップをするという、まさかの展開が繰り広げられる模様だ。日常系が多いきらら系列の中で、ラップというサブカルチャーを正面から取り上げた作品は珍しく、そのギャップが独特の魅力を生み出している。
きらら系列×ラップという異色の組み合わせに注目
きらら系列といえば、ほのぼのとした日常系やゆるい百合作品のイメージが強い。そこにラップ・ヒップホップ文化を持ち込んだ「はにーとらっぱー!」は、明らかに異色の存在だ。近年、音楽やサブカルチャーを題材にしたマンガが若い読者層に刺さる傾向があるなかで、本作がそのトレンドをきらら誌面でどう昇華させるかは、ファンとしても気になるところ。
また、「社畜」という現代人が共感しやすい出発点から、バニーガールというポップなビジュアル、そしてラップというアグレッシブな表現へとつながる流れは、読者をグイグイと引き込む設計になっていそうだ。日々の鬱憤をラップにぶつけるカタルシスを描くのか、それともコメディ寄りの展開になるのか、方向性も含めて今後の展開が楽しみな一作である。
連載は始まったばかりで、キャラクターの掘り下げやストーリーの全貌はこれから明らかになっていく。まんがタイムきららMAXの次号以降、どのような世界観が広がっていくのか、続報に注目したい。