孤独な高校生活から始まる、ちょっと不思議な出会い
「青と春」は、2025年5月20日発売のマーガレット12号(集英社)より連載がスタートした。
主人公は引っ込み思案な女子高生・宮野青依(みやのあおい)。高校入学直後にインフルエンザにかかってしまったせいで、クラスのグループがすでに出来上がったころに登校することになり、どこにも居場所を見つけられないまま一人ぼっちの高校生活を送っていた。そんな青依が、ある日階段で足を滑らせた同級生・三谷春(みたにはる)を助けようとして、自分が骨折するという不運なハプニングに見舞われる。
このアクシデントをきっかけに、誰に対してもフレンドリーで学校中から慕われる三谷と関わるようになった青依は、少しずつ自分自身を変えていくことになる。
「どうせ泣くなら恋がいい」の日下あきが描く、新たな青春
作者の日下あきは、「どうせ泣くなら恋がいい」でマーガレット読者から支持を集めた実力派。感情の機微を丁寧に描き出す作風は、等身大の恋愛ものを好む読者層に刺さり続けている。
今作の構図は、「孤立した主人公×クラスの人気者」というラブコメの王道を踏まえながらも、青依が骨折を負ってまで他者を助けてしまうという、その性格の根っこにある優しさが物語の出発点になっているのが印象的だ。自分を変えたいと思いながらも一歩が踏み出せない青依の葛藤は、多くの読者が共感できるリアルさを持っている。タイトルの「青と春」が主人公と三谷の名前を掛け合わせたものであることも、二人の関係性がこの物語の核心にあることを示唆している。
なお、今号および6月5日発売のマーガレット13号では、連載作品7タイトルの描き下ろしイラストを使用した「顔面国宝トレカ めがねver.」の応募者全員プレゼントも実施中。希望者は紙版の応募券をハガキに貼って6月18日までに応募できる。
連載が始まったばかりの「青と春」、今後の展開と二人の距離感の変化に注目していきたい。