「オメガプラネット」はどんな物語か

作品の舞台となるのは、宇宙探査を終えてようやく地球へ戻ってきた宇宙飛行士の帰還シーン。しかし安堵もつかの間、飛行船の外側で地球のものとは到底思えない未知の生命体と遭遇するところから物語が動き出す。タイトルの「オメガプラネット」が示す意味も気になるところで、"最果ての惑星"あるいは"終わりの世界"といったニュアンスを含ませているとすれば、ただの宇宙ホラーにとどまらない壮大なスケールが期待できる。

ヨシアキという作家の魅力

ヨシアキといえば、現在連載中の「雷雷雷」で独特の世界観と画力を発揮している作家だ。「雷雷雷」はその奇妙なタイトルが示す通り、一筋縄ではいかない設定とテンションで読者を引きつけてきた。そのヨシアキが今回手がけるのがSFというジャンルである点は、ファンにとってもひとつの驚きだろう。宇宙という広大な舞台を得て、彼の描く"摩訶不思議"がどこまで広がりを見せるのか——読み切りという限られたページ数の中に、どれだけの密度を詰め込んでくるかが読みどころになる。

ヤングキング12号は現在発売中。「オメガプラネット」がこのまま連載へと発展する可能性も含め、今後のヨシアキの動向から目が離せない。