GA文庫より刊行されてきた人気将棋ライトノベルが、ついにその長い歴史に幕を下ろす。今年1月にGA文庫が第21巻をもって完結と発表しており、今回その発売日が7月15日と正式に確定した形だ。
将棋×青春×弟子の成長を描いた人気シリーズ
「りゅうおうのおしごと!」は、白鳥士郎による将棋をテーマにしたライトノベルシリーズ。九頭竜八一は史上最年少で「竜王」のタイトルを獲得した天才棋士だが、ひょんなことから9歳の少女・雛鶴あいを弟子に取ることになる。将棋の世界を舞台に、師匠と弟子の絆、ライバルとの熱い戦い、そして青春群像が丁寧に描かれた作品だ。
将棋の専門知識をベースにしながらも読みやすく仕上げられており、将棋を知らない読者でも楽しめると評判を呼んだ。2018年にはテレビアニメ化も果たし、原作ファン以外にも広くその名が知られるようになった。
7年以上にわたる連載の終幕
第1巻の刊行から7年以上にわたって続いてきた本シリーズは、将棋ライトノベルという比較的ニッチなジャンルながら、コアなファンを着実に積み上げてきた作品として知られる。白鳥士郎は将棋の描写に対して非常に真摯に向き合っており、実際の棋士やプロの監修を交えながらリアリティを追求してきた姿勢が、長期にわたる支持の背景にあると言えるだろう。
全21巻という長大なボリュームで描かれてきた八一とあいの物語が、どのような結末を迎えるのか。原作を追い続けてきたファンにとっては、期待と寂しさが入り混じる一冊になりそうだ。最終巻の発売後には、シリーズ全体を振り返る動きや関連展開なども注目されるところで、今後の情報にも引き続き目を向けておきたい。