正体を隠しながら騎士を癒す、ちょっと変わったラブコメが登場
ゆちば原作、壱丸はる作画による「サンタ令嬢は眠れぬ騎士へのプレゼントになりたくない」の第1巻が、5月27日に秋田書店より発売された。タイトルのインパクトだけで手に取りたくなる、そんな作品だ。
本作は、"サンタクロース令嬢"という正体を隠しながら、眠れない体質に悩む騎士の改善に奔走するヒロインの物語。ファンタジー世界を舞台に、秘密を抱えた令嬢と不眠の騎士という組み合わせが、どんな化学反応を起こすのかが見どころになりそうだ。
原作・作画の分業体制が生む、読み応えのある世界観
注目したいのは、原作をゆちばが、作画を壱丸はるが担当するという分業体制である。ゆちばはノベルや漫画原作として複数の作品を手がけてきた書き手であり、しっかりとした物語構成が期待できる。壱丸はるの繊細で表情豊かな絵柄は、ファンタジーラブコメという本作のジャンルとの相性も良く、キャラクターの感情がストレートに伝わってくる。
タイトルに「プレゼントになりたくない」とある通り、ヒロインの側に何らかの葛藤や事情が存在するのは明らかだ。サンタクロースという設定がファンタジー世界でどのように機能しているのか、また令嬢としての立場と騎士への接近がどう絡み合うのか、第1巻を読んでその全貌を確かめたいところである。
秋田書店からの刊行ということで、同社が得意とするファンタジー系ロマンス路線の一作として、今後の展開にも期待が高まる。続巻の情報や、もしアニメ化・コミカライズ展開があれば、改めてお伝えしたい。