60秒に満たない短い映像ながら、個性豊かなキャラクターたちのコミカルな表情から緊迫した対立シーンまで、作品の幅広い魅力が凝縮されている。架空の近代日本という独特の世界観も鮮やかに描かれており、「二十世紀電氣目録」を巡る争奪戦の熱気が伝わってくる内容だ。

EDテーマ、キービジュアル、スタッフ・キャスト情報

あわせて第3弾キービジュアルも解禁。エンディングテーマはGinger Rootが担当し、タイトルは「Soarin'」と発表された。

スタッフ陣は、監督に太田稔(「CITY The Animation」第5話絵コンテ・演出)、シリーズ構成に浦畑達彦(「刃牙」シリーズ、「GATE」新シーズン)、キャラクターデザイン・総作画監督に岡村公平(「Free!-the Final Stroke-」後編共同総作画監督)という布陣。さらにワールドデザインを鈴木孝明(「デデデデ」)、美術監督を高山真央(「宇治には物語がある」)が担当している。

キャストは、坂本喜八役に内田雄馬、百川稲子役に雨宮天、水江洋介役に内山昂輝。実力派声優が揃い、キャラクターへの期待も高い。本作は日本国内での放送に加え、Netflixでも配信される。

明治の京都を舞台にした、電気と青春の物語

原作は結城弘による2018年刊行のライトノベル。舞台は明治40年(1907年)の夏、京都・伏見。酒造家の次女である15歳の百川稲子は、何事もうまくいかない日々を送りながらも、伏見稲荷神社で奔放な若者・坂本喜八と出会う。喜八はやがて到来する「電気の時代」を熱く語り、稲子の世界を揺さぶっていく。そこに「二十世紀電氣目録」という、電気文明の鍵を握る謎の目録をめぐる争いが絡み合い、青春と冒険が交差する物語が展開する。

京都アニメーションだから期待できること

本作の最大の注目点は、やはり京都アニメーションが制作を手がけるという点に尽きる。スチームパンク的な架空の近代日本という舞台設定は、同スタジオが得意とする繊細な背景美術や光の表現との相性が抜群で、今回の映像でもその片鱗がしっかりと見て取れる。

コミカルな場面と緊張感のある対立シーンを一本のトレーラーに収めてみせた点も興味深い。単なる勧善懲悪の冒険譚ではなく、キャラクターの感情の機微を丁寧に描く作品になりそうな予感がある。内田雄馬と雨宮天という、アニメファンには馴染み深いコンビが主演を務めることも、物語の核にある二人の関係性への期待を高める。

放送開始まで残りわずか。続報やキャラクター情報など、さらなる詳細が明かされるのを待ちたい。