新PV公開、主題歌も出揃った

「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」(通称:モブセカ)の第2期が、2026年7月8日の放送開始に先立ち、新トレーラーを公開した。制作スタジオは第1期に引き続きスタジオENGIが担当。監督は三浦和良氏がひとりで務める。第1期では福本伸一氏との共同監督体制だったが、今回は三浦氏が単独でメガホンを取る形となった。

主題歌については、オープニングテーマ「人生エンドロール」を、竹矢来翔・廣瀬大祐・ANCHORの3名からなる音楽ユニット「Ando」が担当。エンディングテーマ「明日は明日のケセラセラ!」は音楽グループ「名称非公開」(Meisho Hikokai)が歌う。オープニング曲は今回公開された新トレーラーの中でも聴くことができ、作品の世界観にマッチした仕上がりになっている。

そもそも「モブセカ」とはどんな作品か

原作は三嶋与夢氏によるライトノベル「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」(イラスト:もん田、マイクロマガジン社刊)。2018年の刊行開始から2024年3月時点で13巻を数える人気シリーズだ。塩里十路氏作画によるコミカライズ版も富士見書房のドラゴンコミックスエイジ枠で連載中で、こちらも13巻が刊行されている。

物語の主人公は、乙女ゲームの世界に転生してしまった平凡な会社員・レオン。その世界は女性が絶対的な権力を握り、美男子だけが優遇されるという過酷な社会構造を持つ。しかしレオンには、前世でそのゲームを完全攻略した記憶という最強の切り札がある。「田舎でのんびり暮らしたい」という一心で、彼は内部情報と機転を武器に、ゲームの既定路線に挑戦していく。ジャンルはアクション・ファンタジー・メカ・恋愛と幅広く、ロボット兵器まで登場するにぎやかな作風が特徴だ。

第2期の見どころ——レオンの逆境はさらに深く

第2期は原作の第3巻あたりからの展開を描く。功績を重ねて出世の階段を上り続けるレオンだが、それは彼にとって決して望ましい状況ではない。周囲の貴族からは脅威と見なされ、政敵たちが結託して彼を投獄しようと画策する。そこにつけ込むのが、ホルファート王国と対立するファノス侯国。王国最大の戦力であるレオンを排除した隙を突き、前代未聞の大規模侵攻を仕掛けてくるのだ。

「この国を守る価値があるのか」という問いに向き合いながら、レオンがどう局面を打開するのか——第1期で積み上げたキャラクターへの愛着があるだけに、この苦境は原作ファンにとっても見応えのある展開になりそうだ。単独監督となった三浦氏がシリーズにどんな色を加えるのかという点も、アニメファンとしては注目したいところである。

放送開始まで残りわずか。続報にも引き続き注目していきたい。