連載開始と同じ7月19日に、全話一挙解禁
今回公開されたキービジュアルとともに、配信日の詳細が判明。全3話が7月19日0時(JST)に一斉配信されるという形式は、2016年のNetflixアニメ「サイボーグ009 CALL OF JUSTICE」と同様の3部作スタイルを踏襲している。
注目すべきは配信日の設定だ。1964年7月19日に石ノ森章太郎による原作漫画が「週刊少年キング」(少年画報社)で連載をスタートしてから、ちょうど62周年にあたる同日を配信日に選んでいる。単なる偶然ではなく、制作サイドの強いこだわりが感じられる演出だ。
新たな脅威「ネメシス」と重力使いグラビトン
本作のストーリーは、シリーズの基本設定を継承しつつ、新たな敵組織「ネメシス」の台頭を描く。ネメシスを率いるのは重力を操る能力を持つグラビトン。彼は「009たちには世界を平和へ導く力はない」と断じ、サイボーグ戦士たちに牙を剥く。
「サイボーグ009」は、人間を拉致してサイボーグを製造・販売する悪の組織「ブラックゴースト」から逃れた9人のサイボーグたちが、それぞれの葛藤を抱えながら戦う物語。石ノ森章太郎が生み出したこのSFアクションは、1966年の劇場版アニメを皮切りに、テレビアニメや映画など数多くの映像化を重ねてきた日本を代表するSFアクションの古典だ。なお、原作の完結編にあたる小説三部作「サイボーグ009完結編 2012 009 conclusion GOD'S WAR」は2012年に刊行されており、石ノ森が残した原稿をもとに制作されたシリーズの集大成となっている。
スタッフ陣から読む期待値
スタッフ陣を見ると、監督は安保英毅。Netflixオリジナルアニメ「ヤキトリ」でメガホンを取った経験を持ち、グローバルな視聴者を意識した演出が期待できる。シリーズ構成は冨岡淳広が担当。「FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST」のシリーズ構成を手掛けた実績があり、長年愛されてきたキャラクターたちの関係性や世界観を丁寧に扱える書き手だと言えるだろう。
原作ファンにとっては、「CALL OF JUSTICE」以来10年ぶりとなる新作アニメへの期待と、クラシックな作品がどのように現代的にアップデートされるのかという関心が入り混じっているはずだ。全3話一挙配信というスタイルは、一気見前提の構成を想定しているとも読め、テンポよく畳みかける展開を予感させる。
7月19日の配信開始に向けて、キャストや追加スタッフ情報など、さらなる詳細の公開が待たれる。