キャスト・スタッフの顔ぶれが明らかに

TVアニメ「どうも、好きな人に惚れ薂を依頼された魔女です。」(通称「惚れ魔女」)のティザーPVが公開され、主要キャスト・スタッフが一挙に発表された。

ヒロインである魔女・ロゼを演じるのは小松未可子。透明感のある声質と繊細な感情表現に定評のある彼女が、秘めた恋心を抱える魔女をどう演じるか、早くも注目が集まっている。ロゼの想い人である騎士・ハリージュ役には阿座上洋平が起用された。誠実さと包容力を感じさせる声が、騎士という役柄にはまりそうだ。

監督は草川啓造が担当する。「ぼっち・ざ・ろっく!」「葬送のフリーレン」などで演出を手がけ、近年急速に注目度を高めてきた気鋭の監督だ。繊細な心理描写と美しい映像表現を得意とする彼が本作の舵を取るとなれば、原作の持つ静かな感情の揺れを丁寧に映像化してくれると期待できる。

「失恋から始まる」ファンタジーラブストーリー

原作はライトノベル。物語の主人公は、湖のほとりに暮らす心優しい魔女・ロゼ。彼女は騎士のハリージュに密かな恋心を抱いていたが、ある日そのハリージュ本人から「惚れ薬を作ってほしい」と依頼されてしまう——つまり、自分以外の誰かに使うために。

胸が痛くなるような出だしでありながら、ハリージュが材料集めに協力すると申し出たことで、ロゼは彼と共に過ごす時間を得ることになる。ぎこちなくも温かい交流の中で、ロゼの感情は少しずつ動いていく。パンとリンゴバターを手に彼女の家を訪ねてくる騎士、というさりげない描写に、この作品の空気感が凝縮されている。ファンタジー世界を舞台にしながら、描かれているのはどこまでも等身大の恋愛模様だ。

草川啓造監督×繊細なラブストーリー、その相性に期待

本作の最大の見どころは、やはり草川啓造監督の起用だろう。「葬送のフリーレン」でも見せた、言葉少なな場面から感情を丁寧に掬い取る演出スタイルは、本作のように内向きな感情を描く作品と相性がいい。セリフより表情、動きより間——そうした繊細な演出が、ロゼの揺れる心をどこまで映像に落とし込んでくれるかが、アニメ化の成否を左右しそうだ。

キャスト・監督ともに実力派が揃い、ティザーPVの段階からすでに期待値は高い。放送時期やスタジオなど、続報の発表が待ち遠しい。