あおのなち原作のダークファンタジー×恋愛アニメが、いよいよ幕を開ける。第1話のタイトルは「キス」。血まみれの謎の少女との運命的な出会いが、この物語の核心を担う場面として描かれることになる。

第1話「キス」——血まみれの少女との出会い

公開された情報によれば、第1話では主人公・シーナが暮らす孤児院での一夜が描かれる。ルームメイトが亡くなったその夜、シーナは血に染まった見知らぬ少女と遭遇する。周囲の混乱をよそに微笑むその少女は翌日、シーナのクラスに「ミミ」と名乗って現れる。

今回公開されたエピソードポスターは2種。場面カットを使用したビジュアルは、本作の持つ不穏な空気感と、どこか甘さをはらんだ雰囲気を同時に伝えており、原作ファンにとっても気になる仕上がりになっている。

作品紹介——戦争と死が日常の世界で育つ少女たち

「きみが死ぬまで恋をしたい」は、あおのなちによるマンガを原作とした作品。戦争が続く世界を舞台に、孤児院で武器として育てられる少女たちの運命を描くダークファンタジーだ。

孤児院の少女たちは、家族を失い、殺すことを教え込まれて生きている。しかしシーナだけは、戦争が終わることを願い続けていた。そんな彼女の前に現れる不思議な少女・ミミ。ミミには「不死」とも噂される謎めいた一面があり、二人の関係がどこへ向かうのかが物語の大きな軸となっている。ジャンルはドラマ・ファンタジー・恋愛で、スタジオはKADOKAWA、ROLL2、infiniteが担当。話数は現時点では未定とされている。

注目すべき理由——重くて甘い、このジャンルの独自性

死と恋愛を真正面から組み合わせた設定は、近年のダークファンタジーアニメの中でも一線を画している。単純な「切ない恋愛もの」でも「バトルもの」でもなく、少女たちが抱える絶望と、それでも芽生える感情の揺らぎを丁寧に描こうとしていることが、原作から伝わってくる。

第1話タイトルが「キス」であることも象徴的だ。暴力と隣り合わせの世界で描かれる親密さは、一般的な恋愛アニメとは異なる重みを持つはず。原作既読者からは「どこまで踏み込んで映像化するか」という期待と緊張が入り混じった声も上がっており、アニメ版がどのようなトーンで物語を紡ぐのかが最大の見どころとなりそうだ。

今後も各話のエピソードポスターや予告情報が順次公開されると思われ、ビジュアルの積み重ねからも作品の色合いが見えてくるだろう。引き続き続報に注目したい。