本日7月27日発売の月刊Comic REX9月号(一迅社)にて、3本の新連載が一斉にスタートした。異世界ハーレムファンタジー、大学生を主人公にしたサスペンス、そして異種族ラブコメと、それぞれ個性の強いラインナップが揃った。
3作それぞれの内容をチェック
まず1本目は、晴夢原作・たこやきよし作画による「エロゲファンタジーみたいな異世界のモブ村人に転生したけど折角だからハーレムを目指す」。タイトルからして振り切れている本作は、竜の血を引く人間だけが魔法を使えるファンタジー世界が舞台だ。魔力持ちの中でも最底辺ランクの少年・アレクに転生した主人公が、辺境の村で鍛錬を重ねるうちに謎の声に導かれ、魔法学園の少女たちをねじ伏せ支配していく"成り上がり異世界学園ハーレム"を描く。異世界転生×学園×ハーレムという組み合わせは鉄板中の鉄板だが、「最底辺から成り上がる」という構造と、タイトルが自ら内容を全開示するスタイルが潔い。
2本目は、脊髄引き抜きの刑原作・黒山メッキ作画による「だから私は殺すことにした」。原作者のペンネームのインパクトもさることながら、大学生を主人公に据えたサスペンスとのことで、REXの誌面の中でもひときわダークな雰囲気を漂わせる一作になりそうだ。
3本目は、中田ゆみによる「未熟な淫魔で恐縮です」。タイトルから想像できる通り、異種族ラブコメの文脈に位置する作品で、"未熟な淫魔"というキャラクター設定が今後どんな笑いと甘さをもたらすのか気になるところだ。
3作同時スタートが示す誌面の多様性
月刊Comic REXといえば、ファンタジーから日常系まで幅広いジャンルを扱う雑誌として知られているが、今号の3作はその懐の深さをよく表している。ハーレム系、サスペンス、ラブコメという三者三様のジャンルを同時に投入することで、異なる読者層を一気に取り込もうという意図が透けて見える。
特に注目したいのは「だから私は殺すことにした」で、大学生主人公のサスペンスというテーマはREXの中では比較的珍しい路線だ。原作・脊髄引き抜きの刑と作画・黒山メッキのタッグがどんな緊張感を生み出すのか、今後の展開次第では誌面の中でも異彩を放つ存在になり得る。
3作いずれも連載序盤の今がキャラクターと世界観を掴む絶好のタイミング。それぞれの作品が今後どのように読者の支持を集めていくか、次号以降の展開に引き続き注目していきたい。