本作のエンディングテーマを担当するのは、独自の世界観と骨太なサウンドで知られる人気バンドQueen Bee。楽曲タイトルは「STAT」で、放送直前トレーラーの中でその一端が披露されている。またトレーラーでは、ヒロインであるファティマの強い意志を感じさせる場面も収録されており、物語への期待感を高める仕上がりとなっている。あわせて「完全版」メインビジュアルも公開された。

13世紀モンゴル帝国を舞台にした歴史ドラマ

原作は、秋田書店の雑誌「Souffle」にて連載中のTomato Soup氏によるマンガ『天幕のジャードゥーガル』。舞台は13世紀、史上最大の帝国と謳われたイェケ・モンゴル・ウルス(大モンゴル国)だ。

ペルシャ出身の女性ファティマは、当代随一の医学知識と科学的素養を持ちながら、その力を活かせる場を求めてモンゴルの宮廷へとやってくる。彼女が出会うのは、第二代大ハーン・オゴデイの第六夫人であるトレゲネ。帝国の行く末に複雑な思いを抱くこの傑物の庇護のもと、二人は宮廷政治を動かし、やがては世界の歴史そのものに関わっていく——という、女性たちの知と意志が交差する硬派な歴史ドラマである。

山田尚子、エイベル・ゴンゴラという豪華制作陣

制作はアニメスタジオScience SARU。監督を務めるのはエイベル・ゴンゴラで、『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』や「ダンダダン」Season 2の共同監督を手がけた実力派だ。さらに、『映画 聲の形』や「けいおん!」「平家物語」で知られる山田尚子も制作に関わっており、作品への注目度を一層高めている。

この布陣は、単なる歴史アニメにとどまらない可能性を示唆している。Science SARUはアート性の高い作品を得意とするスタジオであり、歴史的なスケールと繊細な人物描写が融合した映像表現が期待できる。そこにQueen Beeのエッジの立った楽曲が加わることで、作品の持つ野心的なトーンがさらに強調されるはずだ。

放送は2026年7月4日、日本時間23時スタート。第1・第2話が連続放送されるという異例の形式で幕を開けるのも、制作側の自信のあらわれと見ていいだろう。続報や配信情報など、今後の動向からも目が離せない。